2021年10月11~12日にかけて福井体験トライアルツアーが開催されました。
このツアーは2023年北陸新幹線福井延伸を控え地方都市福井の再開発の現場とエリアリノベーションの現場を体感してもらい、地方創生×働き方改革としての地方(福井)と首都圏をボーダレスに繋いだ「ビジネス創造」のきっかけづくりを目的として企画されました。
第2回の今回も参加者が福井のビジネス拠点を訪問し、県や市の担当者、事業者の説明に真剣に耳を傾けました。首都圏では聞くことができない生の声を聞くことができる貴重な体験をする機会となりました。
少人数ツアーで担当者との距離も近く、カジュアルに話ができることがこのツアーの魅力の一つです。
今回は首都圏のIT企業2社が参加しました。福井駅で集合し、まずは福井駅周辺の再開発の状況について各ポイントを巡っていきました。
福井駅前エリアからコワーキングスペース等へのリノベーション用地物件の見学
大手二丁目地区(いわゆる二の丸エリア)でのリノベーションプロジェクトの2階建て元集合住居物件を見学、プロジェクト担当者から説明を受けました。
コワーキングスペース、シェアオフィス、カフェ、コミュニティデザイン思考での再活用を検討しているプロジェクトです。
福井駅前再開発エリア、新栄商店街エリアでの空き物件リノベーション事例を見学
昨今、面白い取り組みやダイバーシティ感のある新栄商店街の現状を見学へ
リノベーションに現代アートの要素を取り入れたり、都会では主流になっている立ち飲みスポットがあり、コミュニティが生まれる仕掛けがありました。
コワーキングスペース、クラフトブリッジを訪問
続いてリノベーションコワーキング施設の草分け的存在クラフトブリッジへ訪問し、管理者である株式会社ピンタイ高岡社長と意見交換を行いました。
今後の福井駅前開発の展望、福井駅前エリアでのコワーキングスペースの在り方、ニーズ、利用についての意見交換し、東京エリアと福井エリアのコワーキングスペースをインタラクティブに協働していくことで、場所と人の価値を高めていくことを確認しました。
前述のクラフトブリッジ含めたプロジェクトについての意義とそれぞれの拠点が出す価値、ここまでに至る過程を説明していただきました。
永平寺、永平寺町コワーキング施設の訪問
次回以降の東京のIT企業経営者向けのワーケーションツアーの企画のための永平寺での座禅を体験しました。永平寺町のコワーキングスペースの訪問し、セミナー、イベントの共催についての情報交換を行いました。
福井県産業労働部企業誘致課及び福井県交流文化部定住交流課を訪問
福井県への本社および支店移転の際に活用できる助成金活用、空き物件の活用等。また、今後のイベントについて意見を交わしました。
福井市役所総務部まち未来創造課を訪問
コワーキングスペース活用についての意見交換。福井市所有のコワーキングスペースと品川区の創業事業スペースとの協業の提案しました。また品川区の商店街での共催イベントなどの提案も行いました。
参加者の声
・初めて永平寺に来たがとても荘厳で素晴らしい場所だった。
・同じコワーキングスペースを運営しているので地方の現況を知ることができた
・見たことや聞いたことのない場所、プロジェクトを知ることができた
・今まで商圏として視野になかった地域の魅力を知ることができた
まとめ
今回のツアーでは、福井の様々なビジネス創造の拠点を訪問しました。担当者の説明を聞くことで、参加前は知らなかった福井の魅力に興味を持っていただけたようです。